再就職考 2
私は、会社にたいする恨みつらみを言ったら、たとえそれを上司が認めたにしても、それでは過去の貸しがすべて帳消しになってしまうし、せっかく会社にたいしてつくった貸しですから、将来それを返してもらえるかどうかは別にして・・・
この際つまらない感情の満足と引き替えに、貸しを相殺するような言動はとるべきでない、とたしなめました。
「わかりました。先輩の話をきいて、いままでのモヤモヤがどうやらすっきりしました」
「今度の話は本部長からではなく、トップから直接声をかけられたんだから"ひとつやってみるか"という感激のほうを大事にすべきだね」
「会社を去ったあとも愛社心を持ちつづけることが必要なんでしょうか。
私には、どうも会社なんて営利を追求するだけのものという感じで、会社へ仕事をしにいくのは、給料をもらうため、あるいは会社にいるほうが家にいるより気がまぎれるからとシラケていましたが・・・
いまは、やはり自分を見ていてくれた人がいたんだな、という感じがしてきました」
トップは後輩が入社したときの課長です。
「出世に不満を持ちながらも会社に妥協し、過剰同調して不本意な道を歩むことは、かえって自分を甘やかすことになるので、ポジションに自分をあわせすぎないことだね。
仕事には自らのために働くというプロ意識が必要だよ」