人間回復の要求とコミュニティ 4
これは組織論の間題にもかかわってきます。
組織が巨大化すればするほど、規則ずくめになってしまいます。
そうでなくて、人間的な関係で組織を動かせるようにしようと思ったなら、どうすべきでしょうか。
この間題は後に触れます。
・・・ともあれ、人はコミュニティのなかにおいて、またそこにおいてのみ、人間らしさを感じるものです。
社会学では、よく人間の社会関係に二種類のものを区別します。
一つは「ゲゼルシャフト」、もう一つは「ゲマインシャフト」です。
ゲゼルシャフトは、日本では普通「利益社会」と訳され、英語の場合はよくアソシエーションという表現があてられます。
これにたいして英語のコミュニティは、ゲマインシャフトに当たります。
日本では「共同社会」と訳されるのが普通です。
共同体といった方がいいかもしれません。
ゲゼルシャフトは利害打算で交わる社会関係、そろばんつくの交わりです。